アルパカログ

プログラミングとマネジメントがメインです。時々エモいのも書きます。

指摘を避けるという生き方

「お口に合わなかったですか?」以外にも「この度はご迷惑をおかけしました」とか「すぐにお取り替えいたします」みたいなパターンもあるよなぁ。100いいねしたい。

先日、同僚マネージャーにこれのようなことについて話してみたら「指摘されたくない人の特徴だね」と言われ、妙に腑に落ちたので、なぜそう思ったんだろうということをつらつら書いてみようと思います。話がかなり発散しているためご容赦ください。

「これはカレーですか?」と聞かれたときに「お口に合わなかったですか?」と聞き返すということは、聞かれた側(カレーを出した側)はカレーを出したと思っている。

カレーを出しているにもかかわらず、カレーかどうかを聞かれるということは、何か落ち度があったに違いない。盛り付けか?味か?それとも他の何かだろうか?

そういった推論(少なくともまだ確認していない事実)に基づく行動の裏にはどんな心理があるのだろう。レストランのホールスタッフのような、対顧客のケースでは「気が利く」という捉え方もできるだろう。だが、そうでない場合はどうだ?指摘を逸らしたい、指摘されたくないという心理が働いているのではないだろうか。

誰しも指摘されるのは怖い。それは人類が狩猟採集民だった頃からの本能であるということは以前書いた

ここで素朴な疑問が浮かんでくる。指摘を避けても良いのではないかということだ。

折しも現代は、少なくとも現代日本では、個人主義は価値観の根底にあり、広く受け入れられている。個人主義とは次のようなものだ。

すべての人間は個人であり、その価値は他の人がその人をどう思うかに左右されない

--サピエンス全史 第6章 神話による社会の拡大

他人の指摘にまったく耳を貸さない生き方、と言うとネガティブに聞こえるかもしれないが、例えば大ヒット商品の立役者なんかは「周りがなんと言おうと自分を信じてやりきりました」という趣旨のことをインタビューで答えてたりするので、必ずしもネガティブばかりではない。

指摘されたい・されたくない、どちらを選ぶかは好きにすればいい。いろんな考え方の人がいるからこそ人類はこれまで成功してきた。

ただし、種としての成功と個の幸せは必ずしも一致しないのが難しいところである。